歌詞

サビれた町のネオン街に　アイツは現れる

子分に不気味なチンピラ　引き連れて

酒が入れば堅気も不良も　見境つかなくなる

その勢いにイモ引いて　みんな目をそらす

ここの家族はみんな同じ顔　ビシッとそろえている

もちろん飼っている犬のナナも　同じ顔でキメている

田川の土佐犬　顔面凶器

田川の土佐犬　オンナ大好き

森高千里の大ファンで　美脚の女に恋をする

悪ガキだった頃の武勇伝が　マジでイカれている

警察署に血迷って　爆竹を投げた

警察もそんなことされて黙っている　はずがない

すぐさまパトカー二台に　追いかけ回された

カーチェイスの末もうダメだと　あきらめ逃げ込んだのは

自分が爆竹をブン投げたまさかの　田川警察署

田川の土佐犬　どんだけ間抜け

田川の土佐犬　方城生まれ

三度の飯より大好きな美脚のオンナを捜している

惚れた女に一途な所は　この家(うち)の家系で

一人で動き始めると　逆上せている合図

飲み屋のオンナにハマりだしたら　毎日通いだす

上手いことママに言われて　モロハメられている

あまりの人相の悪さと　その貫禄に飲み込まれ

地元のチンピラも本職と間違え　頭下げていく

田川の土佐犬　反面教師

田川の土佐犬　仕事大好き

働いて作った金はその日のうちに使い切る

昔のオンナに会いに週末　飛行機で飛んでいく

九州から関東まで　心を躍らせて

久々逢った昔のオンナに　少し言い過ぎたのか？

いきなりブチ切れ帰った　その間１５分

ひとり淋しく渋谷駅に向かう　夕暮れの中

ハチ公口の銅像の前で　涙こぼし遠吠え

田川の土佐犬　春愁秋思

田川の土佐犬 みんなの親父

反省の文字をオンナに刻み続けて生きている

相手に裏切られても自分は決して裏切らない

それが川筋で生まれた　田川の男の生き様さ

田川の土佐犬　弱きを助け

田川の土佐犬　強きも助け

今日もどこかの飲み屋で　美脚の女を口説いてる