頭から離れない神曲たちのジャケット写真

歌詞

音もなく崩れていく世界

フラクタル

夜が静かに降りてきた。

街の灯りがひとつずつ消えていく。

何かを失う音すら聞こえない、

ただ世界が静かに消えるだけ。

誰もが答えを探していたのに、

その問いは宙に浮いたまま。

大切だと思ったものほど、

いつも遠くに消えていった。

音もなく崩れていく世界で、

何を手にして、何を捨てる?

最後の瞬間に残るものが、

それだけが僕の証になる。

瓦礫のような日々を歩き、

失くしたものの名前も忘れた。

過去と未来の境目で、

今だけが静かに息をしている。

どこへ向かうべきかもわからず、

足はただ地面を踏み続けた。

冷えた心に問いかけても、

答えは風の中に消えていく。

音もなく崩れていく世界で、

僕は何を選べばよかった?

意味も形も消え去った今、

この瞬間だけが全てになる。

誰もいない街の片隅で、

立ち止まる理由すら忘れていた。

それでも、まだ歩き出せる。

たとえ終わりしか見えなくても。

そして、最後の灯りが消えたとき、

ふいに僕は笑ってしまった。

何も残らないことが、

こんなに静かだとは思わなかった。

  • 作詞

    フラクタル

  • 作曲

    フラクタル

  • レコーディングエンジニア

    フラクタル

  • プログラミング

    フラクタル

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