歌詞

世界が静かに崩れていく中

僕らはただそこに立っていた

逃げる場所も意味もなく

ただ終わりの気配が近づいてくる

「怖いか？」誰かがそうつぶやいた

その言葉に返す声はなく

ただ夜風が髪を揺らし

瞳に映る景色だけが淡い

最後に何を思うだろう？

希望も絶望も消えた今

胸の奥にある残り火が

この瞬間を温めるだけ

時計はもう何も意味を持たず

次の朝が来る保証もない

だけど誰も急がないまま

僕らは同じ道を歩き続けた

冗談のように語り合う声

その空気の軽さがやけに心地いい

死が目の前にあるというのに

なぜか肩の荷が降りた気がした

「怖いか？」誰かがそうつぶやいた

その言葉に返す声はなく

ただ夜風が髪を揺らし

瞳に映る景色だけが淡い

最後に何を思うだろ？

言葉も涙も置いていこう

この一瞬が全てなら

それで十分だと思えた