

君の手帳の余白に
書き忘れたインクみたいに
僕はにじんでいるだろうか
ページをめくる音の向こうで
知らない名前たちが 息をして
君の一日は もう満ちている
窓ガラスに 夜がうすく張りついて
街の灯りが ひとつずつにじんでいく
誰もいない改札を 風が抜けて
切符の切れ端だけが 足もとで舞う
書き忘れた名前は
ポケットの奥で折れたまま
ほどこうとするたびに 破れてしまう
遠くで 電車がひとつ過ぎて
それきり 君は戻らない
君の日記の片隅に
こすられた消しゴムみたいに
僕は消えようとしているのかな
名前を書けば 消えてしまいそうで
僕はただ 息をひそめて
君の背中を みつめてる
朝のときが うすくほどけて
ゆうべの影を 連れていく
レールは濡れて 白くひかり
行先のあてもなく 続いている
君の知らない空で
うつろな今日を持て余して
どこかに続いていると 信じていたい
遠くで 電車がひとつ過ぎて
それきり 君は戻らない
- 作詞者
dprgcat
- 作曲者
dprgcat
- プロデューサー
dprgcat
- プログラミング
dprgcat

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君の日記の片隅に
dprgcat
忘れられない名前は、心のどこに残るのだろう。
「君の日記の片隅に」は、過ぎ去った恋の気配を静かに描いた、バラード調のラブソング。
ページをめくる音、夜の駅、濡れたレール――
何気ない情景の中に、“もう戻らない誰か”への想いが淡く滲んでいく。
繊細な言葉で綴られるのは、届かなかった感情と、消えきれない記憶。
派手な別れではなく、静かに遠ざかっていく心の距離を、まるで映画のワンシーンのように映し出す。
“遠くで 電車がひとつ過ぎて
それきり 君は戻らない”
夜更けにひとりで聴きたくなる、余韻の残る一曲。
アーティスト情報
dprgcat
コピーライターならではの独創的な言葉の感性で紡ぎ出された歌詞は、AI楽曲との協同作業によって独特な世界観を描き出している。ジャンルという枠にとらわれない自由奔放なクリエイティブは、癒やし系バラッドから現代的なポップまで、新しい表現の地平を切り拓いていく。その楽曲は、一篇の詩のように言葉が響き、同時に物語を喚起する豊かな奥行きを持つ。懐かしさと新しさ、静けさと躍動、その相反する感覚を呼び起こすことで、聴く人の心に深い余韻を残す。リスナーの記憶にほんの少しでも残るような感動や驚きを届けることができたら、これ以上の喜びはありません。
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