青褐の香気を纏っているこの街が
イーゼルを挟んで通っているその声が
あの日の廃線に繋がってはまた眠れない
意味もなく虚しさは心に
深紅のゼラニウムが咲いてた
汽心域からの通信を
未だに受け取れないままで
逃げ水のような軌跡だけが揺蕩う夏の日
ピントのぼやけた思い出に
いくら触れても意味なんてないのに
車窓の額縁と水平線を覚えている
想うほどに酷く痛む
心と心交わる場所があった
猫背でないと恥ずかしいほど
誰からも忘れられたいと願う
それでもまだどこか遠くに
同じ歌に泣くあなたがいるならば
何もかも引きずっては
面影をなぞり歩いて往ける
汽心域からの通信です
夕日とホームの緩い風も
二度と戻れぬ景色が繋いだ
汽心域からの通信です
伸びすぎて揺れるその髪を
あの日に帰れるようにと、切った!
- 作詞
ロテ
- 作曲
ロテ
- プロデューサー
ロテ
- ミキシングエンジニア
ロテ
- マスタリングエンジニア
ロテ
- ギター
ロテ
- ベースギター
ロテ
- キーボード
ロテ
- ボーカル
ロテ
- プログラミング
ロテ
ロテ の“汽心域から”を
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