このままずっと続くなら、終わってもいいと思った。
芸術なんて、ただの娯楽なんだからさ。
何にも添わずに生きて、確かなことだけをかきたい。
簡単な言葉で伝わってたまるものか。
詩を書き起こす度に思う、結局空っぽなんだ。
絵の具を混ぜても好きな色すら作れないから。
僕の心を奪った絵画も歌も映画も全部、遠く懐かしい神様なんだ。
それだけなんだ、たったそれだけなんだ、本当だ。
わかってなかったんだ。
人として生まれた寂しさは、
きっと人同士じゃないと埋められないなら、
僕は間違いなんだろう。
時間と人だけが過ぎて、置いてかれることに慣れた。
芸術なんかに、呼吸を預けてさ。
誰かが憧れなんかを、歌にしやがってさ。
だからありもしない事ばかりに、憧れてしまったんだ。
言葉も声も思い出も、期限が切れれば塵同然だ、だなんてもういいよ。
優しさも痛いから、全部もういいんだ。
夢を見紛ったんだ、本当だ。
全部くだらないよ。
確かなことだけを書いて、揺れる心だけを描いて、
馬鹿にするやつは殺していいよ。あの頃に帰ろう。
いや、全部もうくだらない。
遠くの空に触れていたい、心だけを殴られたい。
この浅瀬で眠りたい。
深く、
潮が満ちるまで。
- 作詞
ロテ
- 作曲
ロテ
- プロデューサー
ロテ
- ギター
ロテ
- ベースギター
ロテ
- プログラミング
ロテ
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