遠くで夜風の音が聞こえ
甘い香りが私を包みました
真昼の眩しさが嘘のよう
夢を誘う歌が流れる
あの日は初夏の影が迫る
青い草原の海を走っていました
強い風が私の身を纏い
全てを全てを飛ばしました
夢であって欲しいと願っても
変わらず進む日々があって
夢見たものは
陽炎のように揺れて私の一部になる
眠りましょう 背中合わせで
夢を見ましょう 雨の降る音が
クチナシの蕾に変わるまで
行きましょう 時計草の咲く庭へ
背伸びする入道雲 手招きする
履きなれない靴を履いて
夢中になっていた 痛みを忘れて
これは「よくある話」で
子供の頃に誰かが言っていました。
気がつくと私も同じセリフ吐いていた
もう手遅れね
さっき見つけた公園も
景色がこんなにも変わるから
花散る前に「私」が消えないように
手を離すなよ
眠りましょう 背中合わせで
夢を見ましょう 雨の降る音が
クチナシの蕾に変わるまで
いつまでもあなたの背中
追いかけていたい 追いかけていたい
初めて背を向けて歩いた日
なぜだか涙が止まらなかったよ
結局どんなに願っても
夢は夢でしかなくて
目の前に広がっている道を
私は歩いてゆく
眠りましょう 背中合わせで
たとえ「私」を忘れても
いつの日か答え合わせをしよう
- 作詞
Noco
- 作曲
Noco
Noco の“背中合わせ”を
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