

The street of sens
The street of sens
それは遠い記憶に残った
埃塗れの物語みたいだ
宙に漂う電波に立ち留まった
夢と現の間で
形ない空想に依存するのは
なんて笑える話さ
指の隙間からすり抜けてった
フィルムの中
いつか色が褪せていくのなら
その前に名前を呼ばせて
いつか忘れてしまうのなら
このまま目を覚めないで
The street of sens
僕を連れて行くような
もう泣き出しそうな夕日が沈む
The street of sens
存在の意味を知らない僕だけが
ただ虚しく映っていた
The street of sens
見えてるもの全てが
The street of sens
儚さだと知った
The street of sens
鳴り響く鐘が
The street of sens
さよならを告げた
徒然とモノクロの間で
僕は息をする
一瞬だけ 指先に触れた
シャッターが落ちるように
時を止めて
The street of sens
僕を連れて行くような
もうすぐ夜の静寂が迫る
The street of sens
もし二度と見えなくなったら
跡形もなくなってしまうのだろうか
The street of sens
心に映る全てが
The street of sens
真実だと知った
The street of sens
夢から覚める時は
The street of sens
大人になる時を知った
The street of sens
- 作詞者
AzureHead
- 作曲者
AzureHead
- プロデューサー
AzureHead
- ボーカル
初音ミク

AzureHead の“意義の街 (feat. 初音ミク)”を
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意義の街 (feat. 初音ミク)
AzureHead
The Street of Sens / The Street of Sens
Music: AzureHead
Vocal: 初音ミク
Illust: 長時之森 / 芹香子
PV: 阿相
AzureHeadです。
Project Azure Delusionの五作目です。
Project Azure Delusionについて
実在する心理障害と幻想活動Maladaptive daydreaming(不適応空想)に基づき、幻想世界へ落ちる少年少女の物語を描く音楽企画。
『プロジェクター』の続編です。撮影が大好きな少年「映」の物語です。
極度のプレッシャーの中、映は幻覚を見て、幻想的なユートピアストリート「意義の街(The Street of Sens)」(仮想空間「Azure Delusion」の一部)に逃げ込んだ。
「意義の街」のイメージは、彼が子供の頃に偶然目にした二十年前の真実の記事から生まれました。結局、事件の記事はどこにも出てきませんでした。いろいろな人に聞いてみたんですが、同年代の人は作り話のつもりで聞いているだけで、大人たちは彼が狂っていると思っていました。
「意義の街」は、ラカンの有名なポトメノットにおける空想の世界と現実の世界の接点「Sens」にちなんで名付けられました。
映の心の中では、夕暮れ時に地平線に現れる電波塔の方を走っていけば、「意義の街」にたどり着くことができます。それでは、彼のショットを追って、「意義の街」へ向かいましょう。