Lyric

<前奏>

月夜に眠る 森の奥深く

ここだけは花が咲く事も無い

いつの時代から存るかも分からず

忌み嫌うのに 理由などは無い

「女子供達は近づいてはいけない」

「こんな不気味な場所なのには

意味が有るさ」

道に迷う者が窓に人影を見た

月が照らす窓の奥に悪魔が見えた

影から 見下ろすのは

人ならざる者の姿

黒い翼を広げて 満ちた月を隠す

怯えた者の目に 映る悪魔の爪

鋭い牙を光らせて

心に食い込む様だ

背後に迫り来る恐怖から

ただ逃げた

さあ 人間らよ この真相に惑え

汚れた者等よ

<間奏>

「この目で見た！」と 男は伝える

蔑む表情で私を睨んだ

「この目で見た！」と 男は伝える

理性を持たぬ 獣の姿だ

「女子供達は近づいてはいけない」

「こんな不気味な場所なのには

意味が有るさ」

道に迷う者が窓に人影を見た

月が照らす窓の奥に悪魔が見えた

言葉の灯火では

部屋の全貌が見渡せない

魅せる微笑 紅い瞳 撫でる口元には

鋭い牙を持つ あれは悪魔の牙

逃げ道は霧に隠され

ただ少しでも遠く

縺れる足元に大蛇が絡みつく

黒い翼を見て 人は【悪魔】と呼ぶ

醜いその顔は 生きる価値も無い

月の下に聳え 怯える者を嘲笑う

闇夜に隠された この血は映し出す

「さあ 人間らよ この真相に惑え」

汚れた者等よ

<後奏>