※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
「死って、ほんとに突然来るんですよね」
——それは、親友を失ったかなさんがふと語ってくれた、静かで深い言葉でした。
突然届いた訃報。
もう笑いあうことはできないという現実。
誰にも言えなかった想いと、伝えられなかった言葉が胸に残っている。
その“空白”の重さに、私もまた言葉を失いました。
そして気づいたのです。
人生会議とは、「延命をどうするか」といった話じゃない。
“どう生きたいか”を考えること——
それも、いずれ終わる命と真正面から向き合うのではなく、
「今この瞬間を、どんなふうに生きるか」を見つめることだと。
看護師として、訪問入浴で出会った高齢者の方々の暮らし。
散らかった部屋の隅に積まれたままの想い出たち。
段差、動かない身体、大人版ベビーベッドのような介護用ベッド……
老いるということは、ただ年を重ねることではなく、
生活の基盤が少しずつ失われていく現実と向き合うこと。
だから私は、
「エンディングノートが書けないなら、まずは片付けから始めよう」
そう思ったんです。
モノを通じて、自分の価値観に触れる。
何を手放せなくて、何を残したいのか。
それこそが、人生会議のはじまりなのかもしれません。
この歌は、
かなさんの言葉と、現場で見てきたリアルと、
自分自身の「どう生きたいか」を問い直した先に生まれた一曲です。
パンクというかたちを借りて、
私は“生きることの痛み”と“希望”を、まっすぐに叫びました。
「死を語る歌」じゃない。
“今日を生きる”という叫びを込めた——
これがかなさんの『人生会議』です。
ネオDJもりこ(Neo DJ Moriko) 現役の病棟看護師として命と向き合いながら、もうひとつの顔は「音楽で物語を届ける AIソングクリエイター」。 AI音楽ツールを駆使し、副業仲間やKindle書籍、そのほか配信者の人生を1曲に閉じ込めた“イメージソング”を100曲以上制作。 Stand.fmやYouTubeを拠点に、Apple Music・Spotifyといった世界の音楽プラットフォームでも配信を広げています。 “ネオDJ”の由来は、コンテンツレジェンドと名高い奥田裕之プロデューサーが命名。 「ただの楽曲提供者」ではなく、その人の物語を音楽に変換する語り部でありたいという強い想いで活動中。 Kindle出版、コミュニティ活動、AIイラスト制作とも連動し、音楽を軸に人と人をつなぐ「新しいDJ像」を発信しています。 聴いた人が「これは、あの人の歌だ!」と感じられる、そんなパーソナルで心を動かす音楽を、日々お届けしています。
もりころミュージック