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喪失感と孤独を包み込む、至極のピアノバラードが誕生。
楽曲のコンセプト
誰もが経験するであろう「大切な人との別れ」と、その後に訪れる静寂。本作『雨音の部屋』は、そんなやり場のない悲しみをストレートに表現した楽曲です。
降り続く雨の音だけが響く冷たくなった部屋で、残された白いマグカップを見つめながら過去をなぞる――そんな胸が締め付けられるような切ない情景を切り取りました。悲しみを無理に前向きに変換するのではなく、ただそこにある痛みを抱きしめ、一人静かに涙を流すための1曲です。
楽曲の軸となるのは、静かにポツリポツリと語りかけるようなピアノの旋律です。
Aメロでは孤独な部屋の静寂と冷たさを表現し、サビに向かって感情の起伏に寄り添うようにドラマチックな展開を見せます。
「聞いていて悲しくなる音楽」というテーマを最大限に引き立たせるため、派手な音色は避け、ピアノの響きとボーカルの吐息が際立つような生々しいサウンドデザインにこだわりました。儚くもエモーショナルな歌声が、聴く人の深い共感を呼びます。
これは、主人公の色褪せてしまった心象風景そのものであり、他者の入り込む隙間のない「絶対的な孤独」を視覚的に表現しています。
歌詞ハイライト
どれだけ涙を流しても
君のいない朝は やってくる
愛しかったはずの記憶が 棘に変わって
もう二度と 戻れないと知るのに
fancyverbena(ファンシーヴァーベナ)は、静けさと温かさを大切にしたサウンドを軸に楽曲を制作する音楽アーティスト。 ピアノやオルゴールを中心とした優しい旋律をベースに、リラックスできる楽曲から、時折実験的で少し変わったアプローチの作品まで、幅広い音楽をリリースしている。 派手さよりも「聴き続けられる心地よさ」を重視しつつ、音の表情や発想の自由さも大切にしており、日常の中の静かな時間や、ふとした好奇心に寄り添う音楽を届けている。 作業用BGMや睡眠前のひとときに馴染む楽曲から、意外性のあるサウンドまで、作品ごとに異なる表情を持つのも特徴のひとつ。 今後も、自分のペースで多彩な音楽表現を発信していく。