歌詞

沈黙に耳を澄ませると、

心臓の鼓動がやけに大きく聞こえる。

それは誰かの評価よりも正直で、

言い訳や飾りをすべてはぎ取った、

ただの「生きている証」だった。

なのに、僕はいつも外の声に引きずられて、

自分の声を見失う。

誰かの一言が針のように刺さり、

その痛みを抱えたまま歩く夜が、

何度あっただろう。

静けさの奥に　まだ残ってる

消せない問いと　ほどけない記憶

光じゃなくてもいい

この闇の中で　僕を見つけたい

後悔、孤独、羨望、嫉妬、希望、焦燥。

押し寄せては、引いていく感情の波。

答えを探す僕は、

まるで壊れたラジオみたいに

同じフレーズを繰り返している。

なぜ

どうして

もしも

それでも

きっと

まだ

――言葉は増えるのに、出口は見つからない。

けれど、矛盾こそが僕の姿であり、

未完成のままでも、

それを抱え続ける勇気が必要なんだと、

心のどこかで理解している。

静けさの奥に　まだ残ってる

消せない問いと　ほどけない記憶

光じゃなくてもいい

この闇の中で　僕を見つけたい

結局、僕はただ、歩き続けるだけ。

問いを抱き、答えを持たないまま。

夜が明けても、闇が晴れなくても。

この揺らぎを刻むことが、

僕のリズムであり、

僕の生きた証になる。