涙はなぜか あふれなかった
写真になった お前に会った
冷たいやつと 自分に言った
本当は何も分からなかった
のぼる線香 あんなに食べた
お前が煙で満足なのか
思い出すほど気付いてしまいそうで
慌てて閉じた 心の蓋
悲しみは 音もなく降り積もり
気が付けば背丈さえ超えている
難しい言葉ばかり覚えて
折り合いをつけた気になっている
手を取って笑う夢
八月のぬるい風
止まった時の中
困った顔で笑う君
愛する人たちよ
どうか一緒に歳をとって欲しい
一番星にひかるシリウス
九光年先の 九年前のひかり
あそこから見た 俺たちは今
何をしているのか 考えた
悲しみは 音もなく降り積もり
気が付けば背丈さえ超えている
難しい言葉ばかり覚えて
折り合いをつけた気になっている
大丈夫だよ ギリギリだけど
本音を言ったら そりゃ 疲れたけど
薬を飲めば 楽かもだけど
それじゃなんにも 変わらないんだ
手を取って笑う夢
八月のぬるい風
止まった時の中
困った顔で笑う君
叶わない願いほど祈ってしまう
俺を叱って
手を取って笑う夢
八月のぬるい風
動き出す時の中
「生きていて」と笑う君
愛する人たちよ
どうか一緒に歳をとって欲しい
星になんてならないで欲しい
- 作詞
夏目創太
- 作曲
夏目創太
夏目創太 の“FRAGILE”を
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夏目創太3作目となる今作はアコースティックを基本とした5曲入りのミニアルバム。
自分の中に眠る感情を「マグマちゃん」と名付けた今作は、希死念慮や死生観をノスタルジーなアコースティックギターに乗せて歌うM-1「papa/geno」から、友人の死や受け入れ難い現実をポップなミドルナンバーに載せて歌うM-2「FRAGILE」へと繋がる。
悲しみをあえて歌うことを明るいこととし、前を向こうとする人たちに届けば嬉しいと思います。
アーティスト情報
夏目創太
愛知県安城市出身、東京を中心に2022年10月から活動を開始。 自身の活動以外にも、レコーディングエンジニアや楽曲プロデュースなどもしている。 レコーディングは全て夏目創太が1人で行っており、楽器の演奏はもちろんのこと、ミックス、マスタリングまで全て1人で完結している。
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