わたしのかわいいマグマちゃんのジャケット写真

歌詞

帰り道

夏目創太

何年振りだろうか この道を歩いて帰るのは

あの頃は全てがゆっくりでした

昔とは そう まるで違う景色だよ

おかしな話さ 場所は同じなのに

思い返せば沢山の出来事が頭をよぎりますが

きっとそれはもう戻れないことなのです

沢山の人を傷付け 恨み 愛しましたが

きっとそれはもう戻れないことなのです

いつからだろう

こんなに醜い感情に

身を任せるようになったのは

いつからだろう

人を疑うことから

はじめるようになったのは

僕は今何年振りかにこの道に立ち

真っ赤な急行電車を眺めます

何年振りだろうか この道を歩いて帰るのは

あの頃は何もかもが輝いて見えました

あの頃とは何もかもが

そう 何もかもが違うけれど

あの水色の星はまだそこにあるのです

思い返せば少しのことで

すぐに癇癪を起こしていた僕ですが

今はもう怒ることもめっきり減りました

それを人は大人になることだと言うのならば

僕はいつの間にか大人になっていたんでしょう

夕焼けが少しずつ僕の足元を染めていきます

一歩進むごとに影も長くなります

日が暮れる前に僕は名鉄電車に乗り込んで

この真っ赤な町をまた後にするつもりです

いつからだろう

真っ赤に染まる町を

虚しい目で見るようになったのは

いつからだろう

幸せなはずなのに

自分を不幸だと思うようになったのは

いつからだろう

こんなに醜い感情に

身を任せるようになったのは

いつからだろう

人を疑うことから

はじめるようになったのは

僕は今何年振りかにこの道に立ち

真っ赤な急行電車を眺めます

僕は今溢れぬように噛み締めて

真っ赤な急行電車に揺られます

  • 作詞

    夏目創太

  • 作曲

    夏目創太

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夏目創太3作目となる今作はアコースティックを基本とした5曲入りのミニアルバム。
自分の中に眠る感情を「マグマちゃん」と名付けた今作は、希死念慮や死生観をノスタルジーなアコースティックギターに乗せて歌うM-1「papa/geno」から、友人の死や受け入れ難い現実をポップなミドルナンバーに載せて歌うM-2「FRAGILE」へと繋がる。
悲しみをあえて歌うことを明るいこととし、前を向こうとする人たちに届けば嬉しいと思います。

アーティスト情報

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