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真夜中の街を、一羽の鳥が駆け抜ける。
止まることを知らないウォーキングベース。
鋭く切り込むブラス。
そして、そのすべてを追い越すように疾走するテナーサックス。
**「CASE No.27: Midnight Bird」**は、クラシックなビッグバンド・スウィングの躍動感を、今宿探偵団ならではのスピードと緊張感で描いた高速ジャズ・インストゥルメンタル。
軽快なピアノが事件の幕を開けると、サックス・セクションが左右から飛び交い、トランペットとトロンボーンが鋭い一撃を放つ。その中央を縫うように、リード・テナーサックスが自由奔放なフレーズで夜の街を駆け抜けていく。
整然としているのに危うい。
優雅なのに、とてつもなく速い。
タイトなアンサンブルと即興が交錯し、音楽は一瞬たりとも立ち止まらない。
やがて全セクションがひとつになり、巨大なシャウト・コーラスへ。
午前零時。
捜査線を振り切り、夜空へ消えていく影。
捕まえられるものなら、捕まえてみろ。
**CASE No.27: Midnight Bird**
今宿探偵団が放つ、真夜中のハイスピード・ビッグバンド・チェイス。
今宿探偵団。 都市のノイズと静寂、その境界線を追跡する音楽集団。 ビッグバンドジャズを基盤に、ロックの衝動、スカファンクの跳躍、 そしてモダンジャズの実験性を融合。 トランペット、サックス、トロンボーンから成るホーンセクションを主軸に、 リズム隊がそれを暴力的なグルーヴで支配する。 彼らの音楽は、単なるインストゥルメンタルではない。 断片化されたリフ、突発的な沈黙、崩壊寸前のアンサンブル それらはまるで“事件の断片”のように提示され、 やがて一瞬のユニゾンで、すべてが意味を持つ。 ライブでは、即興と構築が衝突し、 同じ楽曲であっても二度と同じ形にはならない。 今宿探偵団は音楽を演奏するのではない。 都市に潜む“電気的な違和感”を、音として記録する。
SNAP