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二月、ブリキ製の夢を見ている。
君の死んだ目が笑う理由のために。
僕は死ねるだろうか。
なんてことをずっと部屋で、ひとりで、かんがえている。
簡単なことだろうか。
もう戻れない過去の真っ赤な給油口に注ぎ込む悪夢の冷や汗。
画素数に欠けた話の不明瞭さだけを愛したんだ。
プラチナ製の眼球。
ぼくを縛りつけている乱数。
今何時何分、キャリーバッグ詰め込む美しい指とハンドル。
乱気流、ハイジャック。
世界から美点を強奪。
これ以上、死人は出さないようにな。
見てみろよ、紐無しのバンジージャンプ。
乗務員のガイダンスに従っている君じゃあ、
乗りこなせないMy TRACKS。
蔵書から盗んだ文字が腐乱する。
霧散する。
ポエジーに由来する鳥が羽休め。
弾くトリガー。
仮面が揺れている。
画面がブレている。
三月、曇った空を見ている。
視界の端で雀が飛ぶ。
舌を切られても伝えたいことがあって、
それが何かは言えなくって、ごめんなさい。
世界一綺麗な目隠しをしてくれたらと。
君の遺書など読まなくて済むようにと。
願ってしまったからかな。
どうしてかしら。
眼球上転。
「あなた以外、見えない。」
剥がれ落ちる夕焼けに
覗き込まれる凸レンズ。
プラスチックの住宅街抜けて。
地獄めぐり。饒舌な、あの閻魔。
かれの口ぶりによく似てたな。
- 作詞
木田昨年
- 作曲
木田昨年
- プロデューサー
木田昨年
- ボーカル
零度pool
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冷徹になれたら
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完璧な学級崩壊
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微風、快晴、はしる、噴水
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- ⚫︎
プラチナ製の眼球
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lade
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アーティスト情報
零度pool
ボーカルの『lj∮Å』と、ネオンネウロン名義でも知られるトラックメイカー『木田昨年』による無政府状態ポストシューゲイザー・ユニット。2025年1月26日結成。 翌月に自主レーベル『Lade Pool Records』を設立し、1st album『絶対零度の夏の骨』をリリース。
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Lade Pool Records