絶対零度の夏の骨のジャケット写真

歌詞

プラチナ製の眼球

零度pool

二月、ブリキ製の夢を見ている。

君の死んだ目が笑う理由のために。

僕は死ねるだろうか。

なんてことをずっと部屋で、ひとりで、かんがえている。

簡単なことだろうか。

もう戻れない過去の真っ赤な給油口に注ぎ込む悪夢の冷や汗。

画素数に欠けた話の不明瞭さだけを愛したんだ。

プラチナ製の眼球。

ぼくを縛りつけている乱数。

今何時何分、キャリーバッグ詰め込む美しい指とハンドル。

乱気流、ハイジャック。

世界から美点を強奪。

これ以上、死人は出さないようにな。

見てみろよ、紐無しのバンジージャンプ。

乗務員のガイダンスに従っている君じゃあ、

乗りこなせないMy TRACKS。

蔵書から盗んだ文字が腐乱する。

霧散する。

ポエジーに由来する鳥が羽休め。

弾くトリガー。

仮面が揺れている。

画面がブレている。

三月、曇った空を見ている。

視界の端で雀が飛ぶ。

舌を切られても伝えたいことがあって、

それが何かは言えなくって、ごめんなさい。

世界一綺麗な目隠しをしてくれたらと。

君の遺書など読まなくて済むようにと。

願ってしまったからかな。

どうしてかしら。

眼球上転。

「あなた以外、見えない。」

剥がれ落ちる夕焼けに

覗き込まれる凸レンズ。

プラスチックの住宅街抜けて。

地獄めぐり。饒舌な、あの閻魔。

かれの口ぶりによく似てたな。

  • 作詞

    木田昨年

  • 作曲

    木田昨年

  • プロデューサー

    木田昨年

  • ボーカル

    零度pool

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アーティスト情報

Lade Pool Records

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