歌詞

寂しさを埋めた気がした

そう思わせるものが恋か？

1人思って歌うと何故か

胸がときめくものが愛か？

城を抜け出す

老いぼれの海をくらう

心で燃やす

この憎らしかった世界を燃やす

全てと一つを混ぜたら僕ができた

何かと何かが"私よ早く気づけ"と言った

愛が故に水は毒に

桃色と呼ばれないあの日々

その瞳故に君も怖い

あの都に堕ちてゆく君と二人

美しく、咲いてゆく

君の涙で咲いてゆく花よ

愛してる、愛しているから

この気持ちこそを思うが恋なり

ああ、愛された

袖に残るは君の香り

知りても離れ難く

面影を宿す春の霞

君がいない夜は

月が嘘をつくからさ

「また逢える」その声が

歌に変わって離れない

海は語らず

扇の影に泣く

鈴の、その声が

また夜を染めて消えてゆく

幾千を経ても

今なお忘れられず

金糸の糸を手繰ればまた

指先が紅に濡れる

思うは花なり

愛らしく散るほどその朝が

愛が故に空は哭いたり

桜の色でさえも滲む夜

抱きしめた、抱きしめたから

この痛みこそを思うが恋なり