髪を撫でた 生温い風
何故か得意そうな 君を見ていた
「最初に落ちた方が負けね」
そう言って笑った君の瞳に
見惚れてしまった僕の方に
勝ち目なんて無かった
固いライター 僕に手渡した
消えないように守って 火を灯した
夏が終わる 過ぎていく
少し涼しくなった 汗ばむ手のひら
2人はずっと静かに見つめていた
広がる世界 優しい光
夜が消えていった
僕らみたいだね
笑ってたんだ
水を張った 小さなバケツ
夏の死骸でいっぱいになってた
「最後はやっぱりこれだよね」
そう言って笑った君の表情を
忘れられそうにも無い僕を
君は忘れるんだろう
ごめん ウザいよな
僕が撫でた髪も 大好きだった表情も
これから僕じゃない誰かに見せるんだろう
ねえどうしてだ どうしてだ
どうすれば どうすれば 消えなかった?
間違い無く 火は点いていたんだ
点いていたんだ
触れる指先 2人の日々は
回る 静かに 変わっていった
揺れる指先 光の粒は
落ちる 綺麗に 燃え尽きてしまった
夏が終わる 過ぎていく
少し涼しくなった 渇いた手のひら
2人でずっと見つめていたかった
見えない未来 届かぬ想い
夜が増えていった
「私たちみたい」
笑えなかった
- 作詞
成田 権之介
- 作曲
成田 権之介
ライトニングブリザード の“線香花火”を
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- 1
ノート
ライトニングブリザード
- ⚫︎
線香花火
ライトニングブリザード
- 3
笑顔の矛先
ライトニングブリザード
- 4
大切
ライトニングブリザード
- 5
生きていくだけだ
ライトニングブリザード
- 6
人
ライトニングブリザード
ライトニングブリザード、約1年ぶりとなる新しい音源。
今回からツインボーカルという新体制になり、今までの楽曲よりも熱く、より感情的に、より壮大な仕上がりとなっている。
今回のアルバム制作にあたり、約260%の達成率を叩き出し大成功を納めたクラウドファンディング。メンバー以外の仲間たちの気持ちも音にたくさん載せている。
アーティスト情報
ライトニングブリザード
「居場所が無いなら一緒に居ようぜ」という想いを胸に抱え、「生きるとはどういうことか」をテーマに、多くの人が持つであろう心の叫びを歌にしているロックバンド。 何度かのメンバーチェンジを経て現在の3ピースツインボーカルの体制に至る。 ロック、パンクの精神を軸に生み出されるジャンルに囚われない曲と、胸に突き刺さるようなメロディと詩。キャラクターの違う二人が放つ声は、一度耳にすれば忘れる事はないだろう。 2021年現在、コロナ禍で満足にライブ活動ができない中、配信アプリ「17LIVE」や「YouTube」等でおすすめ欄に掲載されるなど、新しい場所でも活躍している。
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