

宙を舞う憂鬱と
了を看取った旧縁の章
銃を落とす終演は融解していく
未浄の夏へ
夕を焼く陽炎は
心の奥を暈している
秋を待つ風景に
手を振って消えていく
空を裂く入道雲に
銃口を向けている
忘を課す同舟に立つ
亡霊がただ揺らいでいる
空白で満ちたページの一つ一つに
零した言葉でさえ輪郭は曖昧で
白波と稜線の間の
仄暗い青に飲み込まれている。
抜け殻で出来た輪廻の轍
もう戻らない舟の行方を覆い隠す
夜の帷と水平線
たった一人の旅人を見送る
救い切れなかった記憶は
夏の残滓と共に消えていく
きっと初めから空っぽだった
ああ、ひと夏の灯よ
どうか僕を憶えていて
幽体
偏在
再会
忘れていく
回想
追想
迷妄
消えていく
幽幻と刻銘
正しさの証明
果てしない航路の上で
遭難しないための表明
重荷は捨て置いて、
悪夢は全て引き取って
彼岸へ向かう月の道を
私はただ、見送っていた
ああ、ひと夏の灯よ
どうか僕を憶えていて
愛なのか分からなくていい
現を進むのは二人じゃなくていい
明日がまだ続くように祈ってしまうよ
二つとない記憶
思い出せないまま沈んで
櫂を置く
心象は今日も一人
消えていく
- 作詞者
Ninoni
- 作曲者
Ninoni
- プロデューサー
Ninoni
- ギター
Ninoni
- ベースギター
Ninoni
- ボーカル
鏡音リン
- バックグラウンドボーカル
鏡音レン, ナースロボ_タイプt
- ソングライター
Ninoni

Ninoni の“空蝉-現身 (feat. 鏡音リン, 鏡音レン & ナースロボ_タイプt)”を
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