Hydro (feat. FRIMOMEN) Front Cover

Lyric

Hydro (feat. FRIMOMEN)

Cheap Magic

天から降り注ぐ煌めき

澄んだ雨露

ひとつ、ひとつ

吸い込まれてゆく

マンホール

蓋には「汚水」の二文字

そんな「生命」の

終止符など

いかにも個人的な区切り

その後も暦は巡るだろう

この地球の色になって

誰しも、この地上で

同じ時間に

翻弄されて

いつ、始まり

終わる?

確かな事は

ひとつだけ―、

覆水、盆に返らず

されど空から舞い戻る雨

そして、命の七〇%に

再び、間借り

するのでしょう

如何にも

汚れた街並みを這う

澱みの水溜まりさえも

誰しも、あの青空に

招かれるのでしょう?

コンクリート

並木の向こう

寄せては返す波の声

「厭世など流行らないさ」と

自由を謳う朗々と

縦横無尽に街を縫う

海ばらの小指の先へ

ひとたび踏み入れば

戻れない

とおい思い出のように

生命である以上は、

簡単に投げ出せもせずに

低きに流されぬように

岸壁に爪を喰い込ませ

覆水盆に返らず

そうだね

逆らい得ぬエントロピー

藁にも縋るこの手の中に

煌めくひと粒の雨露

もう二度とはない

この出逢い

それも、何れ

手放す日が来る

そういう、借用条件で

「生命」に間借り

しているのさ!

覆水、盆に返らず

されど空から

舞い戻る雨

そして、命の七〇%に

再び、間借り

するのだろう

如何にも

汚れた街並みを這う

澱みの水溜まりさえも

誰しも、あの青空に

招かれるの、だろ?

覆水盆に返らず

されど、

その傘に打ち衝けては、

「厭世など似合わないよ」

そう、自由を謳って

みせるのさ

  • Lyricist

    Hakaribe Mamoru

  • Composer

    Hakaribe Mamoru

Hydro (feat. FRIMOMEN) Front Cover

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    Cheap Magic

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