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Ryoga Tohyamaが2024年に発表した「異端の愛」を、自らの手で再構築したVIP Remixが登場。原曲に内包されていた“Sequin”というフレーズのハーモニーパートに着想を得て、当初から構想していたというダンス・リワークが、ここに完成した。疾走感のある4つ打ちのビートとともに、奥に潜んでいた旋律が大胆に前面へと引き出され、楽曲は新たなエネルギーを獲得している。

とりわけ注目したいのは、後半にかけて展開されるサイケデリックな空間演出。パンニングやリバーブ、サチュレーションなどのエフェクトが緻密に連動しながら広がっていく様は、音の渦に意識ごと呑み込まれていくような没入感を生む。夜の街に差し込むフラッシュライトのように光と影の間を揺らめく感情を刻んだ、再構築型のリミックス作品。

アーティスト情報

  • Ryoga Tohyama

    繊細なメロディと緻密なサウンドデザインを武器に、独自の音楽世界を築くシンガーソングライター/プロデューサー。ギターやピアノを基盤にしながらも、オーガニックな温もりとエレクトロニックの洗練が共存するサウンドを追求し、ジャンルの境界を曖昧にするような楽曲を生み出している。 自身の楽曲制作においては、ヴィンテージ感のあるアナログの質感と、現代的なプロダクションの融合を意識し、時間を超えて響く音を探求。音楽だけでなく、文学や映画からの影響も強く、歌詞には比喩や情景描写が多く用いられ、聴く人の記憶や感情と交差するような物語性を持つ。 そのサウンドと歌詞のスタイルは、特定のジャンルに縛られることなく、時にシンプルで温かく、時に鋭利で大胆な表現を行う。幅広い音楽的背景を持ちながらも、あくまで自身の美意識に忠実に音を紡ぎ、洗練されたプロダクションの中に人間らしい揺らぎを残すことを大切にしている。 すべての楽曲は自身で作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを手がけ、楽器の演奏からサウンドデザインに至るまで細部にこだわる。その制作スタイルは、個人の感性を最大限に生かしながらも、聴く人それぞれの解釈が生まれる余白を残すことを重視している。 日常の断片や、言葉にならない感情を音楽に変換し、リスナーの内側に静かに響くような作品を生み出し続けている。

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