点滅ラブレターのジャケット写真

歌詞

点滅ラブレター

sora.

布団にもぐって、何度も寝返りうって

枕元に置いた携帯の、小さな外画面だけが光ってる

さっき送ったメール、読み返したくて

パカって開くたび、自分の指紋だけが虚しく光って見えた

「送信済み」って文字が、やけに冷たくて

最後のハートの絵文字、重すぎたかな、なんて後悔してる

アンテナが伸びるタイプじゃないから、電波のせいにだってできない

僕にできることはもう、祈ることだけ

光って、お願い、僕のガラケー 夜の静寂を破る着信音を鳴らして

くだらないデコメで一生懸命に、「好き」の気持ちを隠したメール

返事が来ないのは、もう寝ちゃったから? それとも僕の言葉、困らせたかな

受信ボックス、君の名前だけで埋め尽くしたいよ

世界で一番きれいな光、僕のためだけに点滅して

その一瞬のためなら、なんだってできるのに

君の着メロ、僕だけ特別だったりしないかな、なんて

ありえない妄想をして、少しだけ笑った

十字キー、真ん中の決定ボタンは、君とのメールのせいで

誰よりも早く、色褪せていくんだ

「おやすみ」ってもう一回送る勇気もなくて

ただ、電池パックが熱くなるまで、握りしめてる

ストラップにつけた、お揃いのキーホルダー

今はこれだけが、君との繋がりみたいだ

光って、お願い、僕のガラケー 夜の静寂を破る着信音を鳴らして

くだらないデコメで一生懸命に、「好き」の気持ちを隠したメール

返事が来ないのは、もう寝ちゃったから? それとも僕の言葉、困らせたかな

受信ボックス、君の名前だけで埋め尽くしたいよ

世界で一番きれいな光、僕のためだけに点滅して

その一瞬のためなら、なんだってできるのに

待ち受け画面にしてる、不意打ちで撮った君の横顔

画質はすごく荒いのに、僕にとっては宝物

君は今頃、どんな夢を見てるの

その夢の中に、少しでも僕が出てきたら、なんて

その瞬間、不意に、世界が色を持った

ゆっくりと、でも確かに、僕を呼ぶように点滅が始まる

震える指で、急いで開いた画面

「ごめん、寝てた」

その短い言葉と、揺れてるハートの絵文字

それだけで、僕の夜は、朝になった

  • 作詞者

    sora.

  • 作曲者

    sora.

  • プロデューサー

    sora.

  • ボーカル

    sora.

点滅ラブレターのジャケット写真

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    sora.

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