The whale of august Front Cover

Lyric

The whale of august

Reen ka Rnigo

ある日の話。

君は吸いかけの煙草片手に

夜の街に溶け込んだ。

「ねぇ、」

泣き虫な君は笑って僕に言った。

「僕はもう"僕"が

分からなくなった。」

望まぬ明日がまた迎えに来る。

深夜2時のコンビニは

やけに賑わっていて。

君は缶ビールを買って

惰弱を一気に飲み干した。

想い描く世界だけが

青に染まるばかりで。

正義という仮面を覆う嘘が

犠牲を嗤うから、

君はたまらず目を閉じて

終わらぬ夢を見たんだ。

反撃の詩を綴って。

夏夜の溟海を泳ぐ。

日が昇るまで君と手を繋いで。

「この感情を僕が歌にするよ、

君に届けと。」

八月の鯨

桜舞う冬が過ぎて、

淡雪降る夏が来て、

奏功する春に焦がれる、

矛盾が何故か心地良かった。

君が愛した世界も

いつか消えてしまうのならば……

仆したはずの感情が

声を上げて僕に縋るんだ。

僕は怖くなって

散らぬ藍と情を愛でたんだ、

剥き出しの詩音綴って。

萩の最果て月海を泳ぐ。

夜が明けるまで君と手を繋いで。

「この明光を僕が歌にするよ、

君に届けと。」

八月の鯨

そうじゃなくて、

「僕の"僕"を愛して。」

って叫ぶんだ。

「冷えきった心を、

そう、救えたらな。」

"だから僕は歌い続けるんだ"

夏夜の冥海を泳ぐ。

日が昇るまで君と手を繋いで。

「君に僕の半分をあげるよ、

夜半に零した。」

八月の鯨

  • Lyricist

    ame

  • Composer

    ame

The whale of august Front Cover

Listen to The whale of august by Reen ka Rnigo

Streaming / Download

  • ⚫︎

    The whale of august

    Reen ka Rnigo

Artist Profile

"