悲しみの旅に出るのは
何度目になるでしょう
見栄え良い運命論で
いっぱいのトランクに
摩り減ったカーフレザーの
靴底を鳴らし
とめどない時の流れを
掻き分けて走り出す
晴れ渡る車窓の隅に
別れ惜しむ人影
散りゆく花に 歌います
孤独な舞いも良いでしょう
寂し紛れに想い出を
聞かせておくれ
旅人が置き去りにした
償えぬ記憶を
拾い集めては運んだ
あの赤穂線
見下ろせば小さな子供が
駆け足で着けてくる
振り返ろうと覗くたびに
涙誘うのは何故
枯れゆく愛に この秋も
赤い果実を望みますか
夢に根付いた 百日紅
幾つ眠れば 別れ悟るの
散りゆく花よ くらくらり
孤独な舞に 酔いましょう
見知らぬ人の優しさが
眩暈とともに襲う
枯れゆく愛よ もう一度
土に還って生まれ変われ
非道く空しいこの路の
果てにあるのは希望でしょうか
- Lyricist
Nanako Candy
- Composer
Nanako Candy
- Recording Engineer
Toru Matsushita
- Mixing Engineer
Toru Matsushita
- Mastering Engineer
Toru Matsushita
- Guitar
Nanako Candy, Yutaka Nagase
- Vocals
Nanako Candy
Listen to Memories of the Ako Line by Nanako Candy
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- 1
READYMADE
Nanako Candy
- ⚫︎
Memories of the Ako Line
Nanako Candy
- 3
The scent of golden osmanthus
Nanako Candy
- 4
Homecoming
Nanako Candy