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『me and the world』はaryy初となるフルアルバムであり、2021年から2年間かけて作詞作曲からレコーディングまですべて1人で、自宅のベッドルームにて制作された。
本作品では、これまで社会や人間関係のなかで傷つくことを怖がり、現実から逃避するように音楽制作をしてきたaryyがアルバム制作を通して自身と向き合い、葛藤しながら自分以外の世界とのつながりを回復していく様子が表現されている。
サウンド面では、これまで自分が影響を受けた音楽を再解釈し、ポップパンクやインディーロック、ヒップホップ、フォーク、シューゲイザーなど様々なジャンルが混ざったユニークで新しい音像が展開しており、特に4曲目の「summertime」ではアルバム唯一の客演として日本のインディーロックバンドDYGLのフロントマンNobukiが参加し、いままでにないドリーミーかつモダンなロックの音像に挑戦した楽曲となっている。
本作品は誠実でフレッシュなリリックが、キャッチーで躍動感溢れるメロディに乗って歌われる快作であり、これから更に活躍するaryyの名刺代わりとなるアルバムだろう。
aryy bio Lil Soft Tennis、ry0n4などを擁するヒップホップグループHEAVENのメンバー。2020年、コロナ禍に自宅のベッドルームにて音楽活動を開始し1st EP 『Nostalgia King』をリリース。ラッパー Lil Soft Tennisを客演に迎えた収録曲「Kyoto」が大きく反響を呼び、多数でのイベント出演に加え、ロックバンドDYGLのツアーにオープニングアクトとして参加するなど精力的に活動を行う。2022年2月には2nd EP 『alien』をリリースしたほか、HEAVENでは『AiR』『So Wet Boys』2作のミックステープに参加。全国のイベントやフェスに出演し、ユースを中心に支持を得ている。ルーツであるロックを基調にしつつ、ヒップホップやダンスミュージックなどを自在に組み合わせ独自の世界観を作り上げるaryyは、新世代のアーティストとして日本で最も注目すべきSSWの一人である。