griefのジャケット写真

歌詞

ストーンテープの独り言

紙崎ねい

高架下、ノイズ、沈む街

染め切った鈍色

街灯に群がる翅、

僕はまだここで待ってる

横切る黒猫は気づかない

今日もひとりぼっちだ

路地裏で仰ぐ空 雲

でも夜は長い

ふと思い出す、

夏の匂いをすぐ振り払って

駆け出す先は太陽の沈む先

ああ そういえば

あれは一月も前のことだった

「どうして」君を待つ、九月の夜

硬化した心、

溶かせずに震えだす声色

病棟の七階 冷たい夜に

ねえ手を握って

遮るのはエゴ 滲む街

今日もひとりぼっちだ

歪む視界は 黒 白

でも君はいない

ああ そういえば僕は

死んでしまっていたんだった

「どうして」君を待つ、九月の夜

触れた 曖昧に意味を

ずっと待ち焦がれてしまって

君のその瞳のせいにしたいよ

くだらない僕の生の証明

「つまんないね」

  • 作詞

    紙崎ねい

  • 作曲

    紙崎ねい

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