griefのジャケット写真

歌詞

私が在ったということ

紙崎ねい

拾い集めて まだ拾い集めてる

私の一欠片

ぐちゃぐちゃな自意識を

腫れた傷痕を抉るように

沈む黒い火花散らして

淀みに滲む目にも

映らないイメージの青を

またその手で殺して、深くえずくの

この痛みすらただ忘れてくの

言葉さえ失ってさ

偽物の感情では伝えたい想いもない

怒りすらただ掠れてくの

あなたの指が離れていく前に

ロベリア一束

枯れる命を集めて

まだ明けない夜の街

煌々と瞬くそれらの光には

意思はなかった

私たちの明日の為ではなく、

ただ生命の残滓を喰らい尽くして

一つ、また一つと

今日を終わらせていく。

私の掌にはちっぽけな感情が残って

またその手で殺して、深くえずくの

この痛みすらただ忘れてくの

言葉さえ失ってさ

偽物の感情では伝えたい想いもない

怒りすらただ掠れてくの

あなたの指が離れていく前に

ロベリア一束

枯れる命を集めて

機械に溢れている 御伽の夢の中で

僕と君はまだ 幸せな話を

「ねえこっちの世界では

愛で溢れているの?」

泡沫の幻を信じていたいからまだ

今でも探しているのは

過去に置き忘れた

失意の在り処だけど

紛い物だろ

それも無駄だったんだろ

これから見つけ出すのは

明日に見えそうな曖昧な言葉だけだ

紛い物だろ

それでも愛されたかったよ

あなたがまだ私を覚えているなら

そこには意味があった

長いこんな話も終わりにして眠ろう

二度と覚めないように

  • 作詞

    紙崎ねい

  • 作曲

    紙崎ねい

griefのジャケット写真

紙崎ねい の“私が在ったということ”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

"