夜の帰り道のジャケット写真

歌詞

夜の帰り道

香川純

日が落ちて染まる

藍色の空

一抹残る雨の匂いに

息を吸って吐くよ

帰りそびれた一羽の鳥が

ゆらゆらと行方も知れず

重く空を行くよ

海の向こうで

光って消える

知らない街は

遠く遠く浮かぶ

必要ないです

邪魔なだけです

切り捨てられた

思いは空を舞うよ

戻っては来なかったんだ

流れた日々から

遠ざかった

誰かの励ましや優しさが

モノクロになった

夜の帰り道

前を向こうなんて

過去は過去だなんて

切って貼られた

賛美歌は

響くその前に

かき消されたんだ

ここじゃないどこか

別に待つ理由もないけれど

人気のない交差点でなんとなく

一人 待っていた

昨日は笑い飛ばしたことに

今日は命まで危うくなる

今に忘れよう

つまり考えよう

そんな出鱈目でやりすごした

戻ってはこなかったんだ

流れた日々から

遠ざかった

誰かの励ましや優しさが

モノクロになった

夜の帰り道

明日を歌う歌に

うんざりした僕は

ようやく

イヤホンを外したけど

それでも懲りずに

ギターを背負ってたんだ

ギターを背負ってたんだ

あの夜の帰り道

思い返す帰り道

いまだに懲りずにギターを背負っていた

相も変わらず息を吸って吐いた

まあそんなわけで

少しましなことができる気がして僕は

家路を急いだ

  • 作詞

    香川純

  • 作曲

    香川純

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    夜の帰り道

    香川純

15の時に作った曲を二十歳超えてからリメイクしたドラムレスの一曲です。

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