

眩しすぎると目を閉じた
蝉時雨と放課後、夏霞
僕は左で君は右
当たり前が思い出に変わる
そっと
信号が急かす朝とか
乗り遅れたバスの時間とか
なんでもない事ばかりで
君を添えてあの夏を飾る
揺られて
揺らいで
揺れる心 わからないで
ずっと消えない君の横顔
すぎる風が喉を枯らしてく
このままがいいや
鼓動が溶けていった
揺れる影 夏の幻
止まったままの自販機と
風鈴越しの入道雲と
なんでもない景色ばかり
鮮やかに凪ぐ記憶のままで
君がいた日を塗り直してしまえば
熱にはもう慣れたはずで
右側だけがただ温度をなくして
まるで夏の嘘みたいだ
揺られて
揺らいで
揺れる心 わからないで
ずっと消えない君の横顔
すぎる風が喉を枯らしてく
このままがいいや
鼓動が溶けていった
揺れる影 夏の幻
ずっと消えない言葉の形
声だけ輪郭をなくして
このままがいいの
風鈴が消した
「あのね」
言いかけた続きも
眩しすぎると目を閉じた
蝉時雨と放課後、夏霞
僕は左で変わりなく
青に揺らぐあの夏を描く
- 作詞者
アルカルト
- 作曲者
アルカルト
- プロデューサー
アルカルト
- ボーカル
アルカルト

アルカルト の“揺ら”を
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- ⚫︎
揺ら
アルカルト
アルカルトの最新作「揺ら」は、夏の記憶と揺れる心を描いた一曲。
眩しさに目を閉じたあの日の情景が、切なくも鮮やかに響き渡る。
聴く人それぞれの記憶に触れ、忘れられない夏を呼び起こすような楽曲に仕上がっている。
アーティスト情報
アルカルト
シンガー・トラックメーカー・イラストレーター・動画クリエイターによるクリエイターチーム
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