

ふと存在の実感が薄れてく
無力な指を開きまた一つ手離す
失う 必要に欠ける呼吸も
ただ無駄に生きていくだけの惨めさも
生きる意味 そう思い込んだ事柄も
動けば杞憂だったはずの不安も
いつしか背景と化していった憂鬱も
重たい足取りが滲んだ靴も
過ちに伴う感情だけを網羅し
鈍く痛み残し零れ落ちる後悔
消え行く安らぎに結果を垣間見る
太陽が背中を暖める昼
内情は同期せず埋まらない差を見る
毎夜報えなかった寿命を差し引き
全て失い元に戻らないと知る
全て失う 元に戻らないと知る
砂時計の音は消えない 鼓膜を塞ごうと
ただ失い続ける
読み取れない切れ端 ひたすらに猶予を乞う
ただ失い続ける
午前3時記憶を漁る 絶望を静めるために
ただ失い続ける
惰性に囚われただそこにいる
苦しくなかった時を思い出せずにいる
手垢にまみれた問いが黙らない
何になりたかった作り出したかったとかその類が
床を片したいが無理だ 選べない維持か退化それだけが目前にある
階段を降りまた灰色へ向かう
また灰色へ向かう
一睡もできなかった体で歩き出す
浴びる強風が空洞を逆撫でる
心細さが今までの無価値さを裏付ける
乾いた喉で猶予を乞う
途方の無い道筋に骨肉を溶かしては遠退く温もりを思い出せず
復元を諦める
意味を失くした魂を看取ってくれ
不本意に解けてく線の上で
両極の間 繰り返しに限りはある
帰結の淵に直面する
灰色に膝をつく
叫びに応えてくれるものはもういない
意味を授けてくれるものはどこにも
奈落を覗き込み結果を悟り
霧散する記憶を掴もうとする手の平に
話し声も消え去り 灰色が視界に
嘆きすら遠ざかる ようやく
痕跡を残さず砂を拭い去る
何一つ抗えず
風が嘲笑う
やがて過ぎ行き
誰にも思い出されずに ただ巡り
- 作詞者
ZKbt
- 作曲者
S.R. KTNZ
- プロデューサー
S.R. KTNZ
- ラップ
ZKbt

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