Best Selection Songs 2004-2018 (Vol.2) 「バラード」のジャケット写真

歌詞

熱河 (2018 Live)

李志

熱河

熱河路は80年代の金壇県に似ている。梧桐(アオギリ)、ゴミ、埃、そして色んな雑貨店。

人々はいつも早々とシャッターを下ろし、暗くなる前にセーターを着込んでタバコに火をつける。

熱河路には長年やっている理髪店があり、どんな髪型でも5元で済む。

店長と彼の妹は鏡に向かった椅子に座り一言も話さず、彼らの田舎は後ろの安徽省全椒県の岸辺にある。

熱河路で愛を語る人はいない。いつも夜が明ける時に感傷的になる人がいる。

もし若い頃熱河路に来たことがないなら、あなたの今の生活はとても幸せなんじゃないか?

記念碑の側には一軒のさびれた映画館、北へ500m行けば南京西駅。

毎日地方から人々が直線と曲線の間で道に迷い、涙でぼやけた目で息を切らして走り、倒れ、また走る。

秋林ザリガニ店は新しい場所に移った。32路バスはやっぱり挹江門を通り抜ける。

高架橋は取り壊され、新しいトンネルが修理され、行ったり来たりして僕の塩倉橋を出られない。

この街に来てもう896日、熱河路はずっと変わらない顔をしている。

時々綺麗な女の子が通り過ぎるけど、彼女がこんにちは、さようならと言うことはない。

熱河路で愛を語る人はいない。いつも夜が明ける時に感傷的になる人がいる。もし若い頃熱河路に来たことがないなら、あなたは今すでに彼らに沈められているんじゃないか?

あなたに恋をさせる新しい服がない。いつもある種の天気は僕を懐かしくさせる。

目が覚めて満腹になってまた一年、

出会いそして別れは一日。

  • 作詞

    李志

  • 作曲

    李志

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中国の現代ロック史にその名を刻む 李志 (リージー)。2004年のデビューから2018年までの14年間にリリースした全20枚のアルバムから10曲を厳選した2枚組の豪華ベスト盤の第二弾「バラード」。Disk1はスタジオ録音版、Disk2にライブ録音版を収録。日本での高音質リマスタリングで蘇る。日本国内限定で発売されたアナログLPとCDが異例の売り上げ記録を残したアルバムのデジタル配信がいよいよ解禁される。

アーティスト情報

  • 李志

    中国の近代ロック史にその名を刻むシンガーソングライター。 1978年 中国江蘇省金壇出身。 1997年 南京東南大学(Southeast University)で工科学を専攻、現在も南京に暮らす。 鬱屈や挫折など、彼の目を通して見た社会や日々の生活をユニークな詩とありのままの姿で表現するスタイルが徐々に人気を集め、近代中国ロック史のカリスマ的存在となる。 2016年と2017年に行われたスタジアム規模の年越しライブでは約1万枚のチケットが数分で売り切れるなど、今では中国で最もライブチケットが取りにくいアーティストの一人となっている。また、中国社会に著作権意識が根付いていなかった時代に、楽曲の無断使用や違法ダウンロードが横行する状況を改善するため、自ら積極的に裁判を起こす活動をSNSなどに公開。中国社会における著作権意識の普及に大きく貢献した。 2017年には、中国全土の334都市を12年かけて巡る「叁叁肆(334)」ツアー公演を開始。「地方都市の若者が希望を抱ける未来のために」というメッセージを込めた活動を続けている。 南京市の外れにある貧しい農村出身の彼が歌うメッセージは普遍的な愛とユーモアに溢れ、中国の若者たちの未来に大きな希望と勇気を与えている。

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