Lyric

塵さえ積もる様な夕凪

鞭打ちの女をいてこまして

自分だと認識している

人格に適度な穴を空ける

バールの様な出来心で

喧と騒の間をすり抜けて行く

その無自覚な軌道たるや

木枯らしに舞う枯葉の如く

世のリテラシー、その切れっ端に

ド突き回されど無抵抗を維持

ダンディズム、虚無とランデブー

場末を抱く唄は

溺愛してみたけど駄目になった

愛してはみたけど駄目になった

愛していたけど駄目になった

でも愛こそは全てだと知ったって、

そればっかり

犬さえ喰わぬ様な説法

御助言の土左衛門の腐卵臭

物見遊山に踏まれている

尊厳に適度なファズを掛ける

そのイカれた加虐心が

大手振り庭駆け回る間

手ぐすね引いて待っていますね

絶脈されよ、枯葉の如く

世のリテラシー、その切れっ端に

ド突き回されど無抵抗を維持

ダンディズム、虚無とランデブー

場末を抱く唄は

溺愛してみたけど駄目になった

愛してはみたけど駄目になった

愛していたけど駄目になった

でも愛こそは全てだと知ったって、

そればっかり

その期待は恥部であり

性器に等しく、卑猥

生乾きの情欲の

次の言葉を待っている

さも有難い御経みたいに

溺愛してみたけど駄目になった

愛してはみたけど駄目になった

愛していたけど駄目になった

でも愛こそは全てだと知った

塵さえ積もる様な夕凪

鞭打ちの女をいてこまして

自分だと認識している

人格に適度な穴を空ける