

吹き下ろした日差しに圧し潰された
手先の痺れを誤魔化した夜半
どこかしこと逃げ込む視線が
靴底に潜んでいる
隠れ家を装って開いた扉を
探していたのは昨日の誰かなのだろう
ひっそり残した手垢を拭き取って
何事もなかったように
月を見送った
先走った宵越しの雨
誰かが口に頬張って 飲み込んで
張り詰めた胸の楔を引っこ抜き
あれよという間にしぼんでいく
見境なく閉じ込めた装飾品
放っていた輝きは
ただ、そんなふうに見えただけ
きっと永遠だろうと思っていた
嘘も本当もないのだろうと
なんとなく繰り返し唱えた
勘ぐった鼻先に届いた紛い物
目についた異物を放り投げた月影
髪の毛ひとつ乗せた舌先が
コップの中で泳いでいる
隠された足音を掴んだ耳に
覆いかぶさる裂傷が鳴り響いて
惑わされないよう釘を打ち込んだ
忘れてしまえるよう
朝を仕舞い込んだ
ふらついた夜通しの警鐘
千切れた鼓膜に刺し込まれ 刺し抜いて
引っ張り合った腕の根本を削ぎ取って
あれよという間に疲れていく
固まった眉間を憐れむように
投げられた声は
ただ、そんなふうに聞こえただけ
きっと終わるだろうと思っていた
嘘も本当もないのだろうと
なんとなく繰り返し零れた
忘れなさいと声がした
応えなさいと声がした
迎えなさいと声がした
誰も居ない星の夜
聞こえた気がした
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プログラミング
福 水琴 - Fuku Mikoto -

福 水琴 - Fuku Mikoto - の“雨夜”を
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- 1
月明り (visual version)
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 2
アパート
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- ⚫︎
雨夜
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 4
千鳥足
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 5
言づて
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 6
日がな一日、その日暮らし
福 水琴 - Fuku Mikoto -
ガラス越しの距離、室内の静けさ、都市の残響を観測する実験的アンビエント・ローファイ・ポップEP。
エアリーな男声、断片的なリズム、グリッチ、ノイズテクスチャ、深い余白、沈み込む低音が重なり、夜の部屋と外界のあいだに滞留する6曲を収録。
Credit
Music: Suno / Flow Music
Lyrics: Fuku Mikoto
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
その時、その場で生まれる圧力を音へ変換し、体感を言葉へ移し、沈み込む直前に飛散していく情景をとどめた歌たち。 ambient pop / japanese lo-fi / AI song
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