一疋狼のジャケット写真

歌詞

一疋狼

腐り果てた情を育てては

意味の無い唄で紡ぐ

居ないも一緒の僕だから

今宵も一疋だ

寒空は微睡んで

怠惰な風に靡く

廃れた路地裏に潜み

自己嫌悪と躍る

隠し切れぬ傷痕

星月夜を映し出す割れた硝子

慈しまれる御前と違う

悶えてんだよ

最低な価値を見出して

御蔵入りの夢を描く

居ないも一緒の僕だから

今宵も一疋だ

一疋狼だ

当然自我は消え失せて

蒼然と酔い癡れる

懐かしい彼の景色は

嘘と不徳に変わり

皆零に成る

白昼夢が写された乾板陰画

深紅に染まる追憶と忘却が

往来して 嗚呼

愛し方が分からないから

愛されない侭終わる

でも最後は笑っていたいから

戯けても良いだろう?

腐り果てた情を育てては

滑稽な唄で紡ごうぜ

使い途の無い此の僕を

全部、壊す為に

殺められた価値を見出して

叶いもしない夢を描く

廃る夜、遠吠えた僕が

一疋狼だ!

…奥底の衷を誰も分かりやしない

  • 作詞

  • 作曲

一疋狼のジャケット写真

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    一疋狼

唄 : 可不
曲 : 霄
絵 : kimi1

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