Lyric

雨のにおいが 風に混じる

古い記憶を ほどくように

名前を呼んだ あの日の声

今も耳の奥 離れない

手紙の束を 閉じたまま

鍵のかかった 心の奥

強がるほどに 滲んでく

ひとり芝居の幕が下りる

会えばきっと 笑えるのに

夢にだけ 素直になれず

遠ざかる背中

もう二度と 戻れない

やさしさなんて 今は棘

胸に残る 言葉だけが

終わらせてくれない

誰よりもそばに居たのに

何ひとつ 守れなかった

時が過ぎても

You were never really mine

誰もいない 午後の駅

影だけ伸びて また揺れてた

行き先さえ もう要らない

思い出だけが 旅をする

季節だけが 変わっていく

たとえば今ここに居ても

きっと違う二人

もう二度と 戻れない

願うほどに 壊れていく

愛していたと 言えたなら

少しは楽になれたのに

目を逸らして 傷つけた

その罰なら 受けてるわ

心の奥で

You were never meant to stay

忘れることが 生きることなら

なぜまだ 涙はこぼれるの

笑った日々も 嘘じゃないから

悲しみだけが 優しくなる

もう二度と 戻れない

わかっていたの 最初から

優柔な嘘に縋って

崩れる日々に目を伏せた

狂おしい日々も 遠ざかって

今さら夢であったなら

ただ素直になれず

言えなかったの