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歌詞

オルタネイト・シーン

秋山タイジ

Scene1

港のそばに工場の跡地がある

かつてここでは音楽が製造されていた

人気のない壊れたドアを開けると

枯れた植物のように無造作に放置された機械

長いこと忘れ去られていたに違いない

そういえば、彼は研究熱心だった

いつも何かに没頭していた

その姿を突然思い出して

わたしは急に我に返ってうつむいた

枯れた植物に埋め尽くされたこの世界では

「愛してる」の言葉はもう量産できない

誰もいなくなったのにまだ歌おうというのか

それとも駆け出して海の匂いを嗅ぎに行こうか

忘れ去られた音階をまだ守っている彼がいる

Scene2

惑星Aの大地。見渡す限り砂と岩石しかなく、何かが存在している兆候は見られない。やがて、この場所から、1500万年前のものと思われる工場の遺跡が発見される。同時に発掘された機械装置の解析から、ここには発達した文明があったことが判明し、私たちは過去へと旅立つことにした。文明滅亡前のこの星に到着すると、驚いたことに、そこは私たちのいる世界と、そっくりな世界だった。

Scene3

終末の夜、きみと出会った

破壊される都市の光景が窓の外で煌めく

きみと過ごした一番幸福な二人だけの静かな時間は

スローモーションのように流れていく

世界の終わりに、いま惑星が大合唱する

あっでも、歌詞はもうこれくらいにして

そろそろ曲が終わるから

わたしは家に帰って

明日の準備をしなきゃいけないから

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  • 作詞者

    Taizi

  • 作曲者

    Taizi

  • プロデューサー

    秋山タイジ

  • ボーカル

    秋山タイジ

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デジタル世界と現実がますます乖離しながら分離できない具合に絡み合うことを夢想した仮想フォーク/エレクトロ・アルバム。タイトル曲「リトル・テクノスフィア」は10のチャプターからなる曲で、Ⅰ[前篇]とⅡ[後編]の二つに分かれています。

アーティスト情報

  • 秋山タイジ

    小学生の頃にピアノを習う。高校の頃にビートルズに感化され、19歳で宅録を始める。大学時代に音楽サークルに入部しバンド活動を。2003年シングルCD『Brain Conversation』を発売。2012年からiTunes他より自作曲のダウンロード販売を開始。ネットやAIの時代にふさわしい音楽を追求しつつ活動中です。

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