君がこの傘を置き去りに消えてから 何度目に紡ぐ空だろう
プラチナの様な雨の糸を連れて 雨宿りの僕と引き合ったあの日
打たれる音に合わせて 青い竪琴を弾いていた
その音色がとても綺麗で 6月を好きになったのさ
柔らかな雨がとても似合って 傘を打つ雫が 眩しいベールに見えてた
そっと佇む紫陽花の様な君が 側に居たあの頃 雨はずっと優しかった
幻が遠く離れて 魔法も消え 竪琴はもう音色を奏でない
そう忘れかけていたのに 何故 君が戻って 置き去りの傘を広げ出す
懐かしいだなんて 他愛なく言える程遠くなって
紫陽花色した面影は 見えなくなってしまったけど
もう一度あの時の雨の様に 青い窓の中で君を見詰めてみたい
今その手に触れたら甦って 雨垂れが奏でる音色が聴けるだろうか・・・
透明な羽根を持った妖精 今はその背中も街の中に溶けて
少し大人になった僕の元には あの日君が奏でた竪琴が残された
今また降り出す雨粒を受けて もしかして、と少しだけ賭けをする
君の音色を見よう見真似で弾いてみるけれど 紫陽花色は遥か彼方
- 作詞
彩葉 永華
- 作曲
彩葉 永華
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雨と竪琴 (ピアノ弾き語りライブ録音)
彩葉 永華
アーティスト情報
彩葉 永華
元は小説家を目指していたシンガーソングライターという特性、そして4歳から習っていたピアノを駆使した弾き語りで独自のファンタジーを作り上げるシンガーストーリーテラー。
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