

私の記憶が確かならば その昔
歌舞伎町交番は1丁目19番3号でした
トー横キッズもゴジラもいませんでした
ハイジア大久保病院もありませんでした
テレクラのラジカセが鳴り響いてました
後楽五目ごはんとコマ助六が大好物でした
DISCOといえば東亜会館でした
暴対法もなく風営法は夜遊び天国でした
ガンコロを札束に変えるのがお仕事でした
雲ひとつない快晴の本日
陽があたる不条理な現実
抜群のお天道さんがツラを見せてる
最高の温もりに包まれてる
大きく息を吸い込んでみる
時折はにかむ陽光の表情に微笑む
生きてる実感をはっきりと感じる
こんな日は女を抱きたくなる
儚い夢と消えた歌舞伎劇場
完成し鎮座する姿を思い浮かべる
青線地帯の面影を今も残してる
欲望と狂気は影を潜めてる
地下に潜った住人たちがいる
虎視眈々と街を眺めてる
魑魅魍魎は常に蠢いてる
眠らない不夜城は妖艶に煌めいてる
後ろめたさ覚える陽の光
無茶してきた報いかもしれない
人を殺めた呪いかもしれない
熔けてゆくおぼろげな意識
気がつきゃ自我は崩れ堕ち
いとも簡単に支配される脳内
身体の芯まで音に溺れるひととき
琴線が禁断の極上BEATに共鳴
儚い夢と消えた歌舞伎劇場
完成し鎮座する姿を思い浮かべる
青線地帯の面影を今も残してる
欲望と狂気は影を潜めてる
地下に潜った住人たちがいる
虎視眈々と街を眺めてる
魑魅魍魎は常に蠢いてる
眠らない不夜城は妖艶に煌めいてる
人間であることを恥ずるこの社会
皆さまテメエのことだけで精一杯
いち抜けたと心の底から叫びたい
いつまで続くのかクソッタレ人生
この世に神なんていない
拠り所を欲する人類の知恵でしかない
乗り越えられん試練にもがき苦しみ
どれほどあるのか 散ってった命
儚い夢と消えた歌舞伎劇場
完成し鎮座する姿を思い浮かべる
青線地帯の面影を今も残してる
欲望と狂気は影を潜めてる
地下に潜った住人たちがいる
虎視眈々と街を眺めてる
魑魅魍魎は常に蠢いてる
眠らない不夜城は妖艶に煌めいてる
- Lyricist
SHOWA FAMILY
- Composer
SHOWA FAMILY
- Producer
SHOWA FAMILY
- Graphic Design
SHOWA FAMILY
- Vocals
SHOWA FAMILY
- Background Vocals
SHOWA FAMILY
- Rap
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- Choir
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1193
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Artist Profile
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昭和一家の頭領、楽曲のLyricsすべてを担当している伊藤晴彦と申します。老い先が短くなり、墓場まで持っていくつもりだった遠い昔の記憶や、今思うことを音楽という形で、この世に残しておきたいと筆を執りました。歌詞を綴りながら、走馬灯のようによみがえる錆びついた思い出の数々を肴に酒を煽るのが日課となりつつある今日この頃。陽の光が当たらない薄暗い底辺の片隅で、ひっそりと人知れず生きた証を残して逝こうと思います。昭和一家の領域に迷い込んだ方々、私たちの音楽を聴いてくださって本当にありがとうございます。 伊藤晴彦
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