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『ひかりのしじま』
この曲は、「静けさの中にある光」をテーマに描いています。
人は誰しも、誰にも言えない痛みや、もう届かない想いを胸に抱えて生きています。けれど、そういう“声にならないもの”ほど、本当は誰かにそっと寄り添っているんじゃないか。。。そんな願いがこの曲のはじまりでした。物語の中心にいるのは、言葉を失った少女。
彼女は、深い森の中で、名もない蛍と出会います。
言葉がなくても、ひかりは伝わる。。この“蛍の灯り”が、かつての記憶や、誰かとの大切な夜を象徴する存在として描かれています。サビで繰り返される「君」という言葉には、いろんな意味が込められています。
過去に失った人かもしれないし、もう戻れない自分自身かもしれない。
あるいは、今もどこかで生きている大切な誰か。。。
その“君”を想う気持ちが、歌詞のすべての場面にやさしく差し込んでいます。「消えそうな夜に ただ一つだけ 確かに灯る 君という祈り」
この一節に、自分がこの曲に込めたすべてがあります。
たとえ触れられなくても、確かにそこにあった“ひかり”。
それを忘れないために、そしてまた歩き出すために——
『ひかりのしじま』は、そんな祈りのような曲になりました。
聴いてくださる皆さんの心にも、
小さくてもあたたかな灯火がともりますように。。