ヘンゼル 灰色のジャケット写真

歌詞

灰色

ヨミビト

皿の上に盛り付けられた白い小石。

こんなとこに居ないってわかっているのに。

あなたと繋いだ左手が細かく震える。

今日も冷えるな、頭痛に従う。

ねえパパ、どうか私を見つけて。

ねえパパ、どうか私を起こして。

これが突飛な夢ならば、

目を覚まして飛んでいくのに。

言葉も、匂いも、

すべて使って君を探して、

欠片も見当たらないのは、

上手に隠れているからだね。

もういいよ。

レンガの洞窟の隅に積もった砂の山。

こんなとこに居ないってわかっているのに。

あなたと焼き上がるパンの匂いが鼻を燻る。

考えるだけで眩暈がする。

言葉も、匂いも、

すべて使って君を探して、

瞼の裏であなたが揺れるのは、

脳裏で踊っているからだね。

言葉も、匂いも、

すべて使って君を探して、

あなたの影が鮮やかに見えるなら、

それは都合の良い妄想だね。

目覚めてよ。

  • 作詞者

    ヨミビト

  • 作曲者

    ヨミビト

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