Lyric

必然はラブまたはマボロシ

指示通りにやった筈なのに

犬時計は今日も現れず

ただむなしく丸太を抱える

十字路に描いた魔法陣

路上に柿の種をぶちまけた

犬時計は召喚されずに

２トントラック通り過ぎてゆく

バッティングセンター25時

カエル男に手渡されたメモ

犬時計は姿を見せない

ひとり送りバントを繰り返す

自販機が話しかけてきた

遺憾だが世界は終わらないと

犬時計の手がかりはいずこ

夜道を冷えた灯りが照らす

トーキョー忌ムベシ

土ニ還スベシ

ミミズ腫れみたいに膿んだ空から

巨大な顔が下界を眺めてた

宅配ボックスの5番のとこ

サブマシンガンが届く筈

犬時計のメッセージなのか

寿司屋の湯呑みが添えられている

雑踏に咲いたエアポケット

あとは決まった行動するだけ

犬時計は存在するのか

今となってはどっちでもいい

コノ世滅ブベシ

卵孵スベシ

ミミズ腫れみたいに膿んだ空から

巨大な顔が下界を眺めてた