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日本のヒップホップ史における重要人物の一人、TOKONA-Xがこの世を去り16年。数々のヒット曲と共に今なお絶対的な人気を誇る“トウカイテイオー”の意志を最も継ぐ男 DJ RYOWが新たなトリビュートソングを制作した。
今作は、刃頭とのユニット ILLMARIACHI名義で1997年に発表した「TOKONA 2000 GT」をサンプリングしており、原曲のボーカルはそのままで、ビートがDJ RYOW率いるSPACE DUST CLUBが手がけた最先端ビートに変えている。歌詞には、名古屋の地名や施設名が数多く登場し、その場所でのエピソードやイメージが綴られており、まさに“TOKONA-X的名古屋見聞録ソング”となっている。
ミュージックビデオでは実際に歌詞に登場する地名や施設をDJ RYOWが、TOKONA-Xの愛車として知られるHUMMER H2で巡るエモーショナルな映像に仕上がっている。
名古屋を拠点に活動するヒップホップDJ/プロデューサー。岐阜県大垣市出身。M.O.S.A.D.率いるBALLERSの一員として本格スタートさせ、現在は国内ヒップホップの重要なポジションを担っている。25年以上のキャリアで培った確かな選曲センスとミックススキルには定評があり、国内はもとより本場・アメリカを含む海外でのDJプレイも幾度となく経験した。またライフワークとして、数多くのDJミックス作品を発表。DJ MISTER CEE、DJ ENVY、DJ GREEN LANTERNらアメリカのトップDJとの共作ミックスも手掛けたほか、FRED THE GODSUN、OG MACOとのコラボ曲も発表するなど、海外勢との交流も深い。そんなキャリアの過程では、在名ラジオステーションのレギュラーDJミックスコーナーや、大規模ダンスミュージックフェスにも多数出演。5度の日本武道館公演を成功させたAK-69のライブDJを務めていることからも分かるように、DJとしての信頼度の高さは圧倒的だ。プロデューサーとしては、これまでもさまざまなアーティストの楽曲で辣腕を振るってきたが、プロダクションチームSpace Dust Clubを結成して以来その動きはさらに活発化。2020年には地元・中日ドラゴンズのサウンドを手がけたほか、2022年には初のインストアルバム「THE BEAT TAPE」も発表。活動の集大成とも言える自身名義のリーダーアルバムは、2005年の「PROJECT DREAMS」から2024年の「DRIVE MY DREAMS」まで、実に14枚ものリリースを数えるに至っている。
DREAM TEAM MUSIC