終わりから 君をそっと閉じ込めた 命をぎゅっと
抱きしめて この想いを呼んでいる 愛してる
肌寒い風がなびいて 君の横顔を隠した
寂しげな背中丸めて 何を見ているのかな
薄暗い空が白んで 淡い一日を覗けば
フィルムの笑顔は 曖昧 誰のためのもの?
もしも明日 この世界が終わるのなら
約束しようね 一緒に死んでくれるよね
終わりから 君をずっと切り取って 生きていたんだ
その過去を見落としはしないように
始めから これはきっと偶然と信じていた
何ひとつ その理由もないから
差し込んだ影に 潰れた闇をストロボで灯せば
レンズの向こうで再会 ひとりじゃないから
もしも明日 この世界が続くのなら
約束したよね どこにも行きはしないって
終わりから 君をずっと焼き付けて 生きていたんだ
その明日を見逃しはしないように
始めから これはきっと必然と信じていた
何ひとつ その理由もないまま
もしもいつか この想いが褪せるのなら
今すぐその手で 優しく殺して欲しい
はじめから これはきっと 間違いと気付いてたんだ
それなのにもう君しかいないから
君の眼を写したかった 君の眼に映りたかった
それだけで 幸せだった
君の過去が 君の明日が 君の今日が 君の命が
そのすべてがただ欲しかった
君と逢って 君を知って 君に妬いて 君を失くして
そのすべてが溢れていた
抱きしめて この想いを呼んでいる 愛してる
愛してる
- 作詞
宏川 露之, ein himinn
- 作曲
ein himinn
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アーティスト情報
ユキニフル
物語と音楽をコンセプトにしたユニット。 冷たさや儚さで覆われた世界を「雪」に例え、そこに降り積もる"何か"をモチーフに名付けられたこのユニットは、故郷と居場所、後悔と喪失、それでも生き続けるということをテーマに独自の世界観を表現する。 小説とCDが同封される作品は、痛々しくも確かな手触りをもって描かれることで、フィクションであると同時に現実とも通底する圧倒的な詩世界を浮かび上がらせる。
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