桜が咲いたなら 僕はここで目を閉じるよ
霞んだ景色のその向こうで揺れていた あの日の僕と桜
何も言わず知らんぷりで過ぎていった あの日の僕らは いま別々の場所で
相変わらず僕はふがいない思いばかり募らせてるよ 君はどうだろう?
どうせこんな日々もすぐ終わるんだって 早歩きで駆けた大開通りで
ふと舞い込んできた花びらに気を取られて 思わず見上げた 青過ぎる空に
桜が咲いたなら 何故か歩みが遅くなるよ
永遠のように舞う長さで 喜びも続いていけばいいのに
ここじゃないどこかへ僕を誘う何かを待ち望んでいた 部屋の窓辺に腰掛け
そこから見えた世界に唾を吐き続けていたよ 今も同じことしている
この街から逃げ出そうと駅へ向かう途中 いつものように立ち寄った神田川で
あの時の僕らは僕らを疑いながら 自問自答を繰り返していて
きっと全ては正しかったよ 何一つとして間違ってないよ
未来は必ず明るいんだと 今でも僕はそう信じている
涙が枯れたなら 全て忘れて歩けるかな
刹那のように散る早さで 悲しみも消えていけばいいのに
生きていくことに意味はないと ここで立ち止まるのも意味はないよ
出会いと別れの今日を繰り返して 僕らの物語は続いていくんだよ
さくら さくら 僕らの旅は
さくら さくさ 決して消えない
さくら さくら 次に会えるまで
さくら さくら どうか、生きていて
- 作詞
ein himinn
- 作曲
ein himinn
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ハレーション
ユキニフル
- 2
新自殺論
ユキニフル
- 3
僕と君とのアンソロポロジー
ユキニフル
- ⚫︎
さくら
ユキニフル
- 5
千年夜
ユキニフル
- 6
いつだってモノラルで泣いた
ユキニフル
アーティスト情報
ユキニフル
物語と音楽をコンセプトにしたユニット。 冷たさや儚さで覆われた世界を「雪」に例え、そこに降り積もる"何か"をモチーフに名付けられたこのユニットは、故郷と居場所、後悔と喪失、それでも生き続けるということをテーマに独自の世界観を表現する。 小説とCDが同封される作品は、痛々しくも確かな手触りをもって描かれることで、フィクションであると同時に現実とも通底する圧倒的な詩世界を浮かび上がらせる。
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