

紙袋の奥に やわらかな沈黙
ふたりで分けたはずの数だけ
今日も ひとつ 残っている
まるくて やさしい 君の記憶
笑い声が この部屋にまだ
浮かんでは すぐ消えてく
「これ 好きだったよね」って
誰にも言えずにつぶやいた
まんなかが 君だった
今 指を通り抜けるだけ
ぽっかり空いたこの甘さに
なぜか涙がにじむ
何ひとつ 変わらないのに
駅前のベンチで ひとくち食べた
ふとよみがえる 帰り道のこと
アイスコーヒーにミルクを入れて
君の癖まで 覚えてる
似たような味のドーナツ
どこかで見かけたけど
君の笑顔がなければ
ただの甘さしか 残らない
まんなかが 君だった
今 指を通り抜けるだけ
ぽっかり空いたこの甘さに
なぜか涙がにじむ
何ひとつ 変わらないのに
まんなかが 君だった
時間じゃ 埋められないかたち
ちぎれた景色のやさしさを
飲み込むようにかじった
紙袋の奥に 今日もひとつ残る
- Lyricist
TAKASHI
- Composer
TAKASHI
- Producer
TAKASHI
- Songwriter
TAKASHI
- Programming
TAKASHI

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Donut's Heart
TAKASHI