

部屋には今も残る
確かな独りの夜
君と過ごした日々はそう
愛の毛布に包まれた
そんな感覚に満たされていた
それが今では終わり告げ
何もかもが過去になる
漂う温もりだけを残して
触れられない影を追いかける
いっそ消してよ君に会えないなら
記憶が甦ってく
二人が重ねた夜
忘れようとしても何故か
不意によぎる君の幻影
曖昧な中に見え隠れする
甘い罠に囚われても
時間だけが消してくれる
今リアルなのは冷たい部屋
後戻りはできないみたいだ
幻でいい君に会えるなら
触れられない影を追いかける
いっそ消してよ君に会えないなら
部屋には今も香る
静かな独りの夜
- 作詞者
三紀雅
- 作曲者
三紀雅

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残り香
三紀雅
残り香(部屋にいる現実の自分と、二人で過ごした過去との対比)というテーマを軸に作成しました。ストーリーとして、前向きにならずに最後まで女々しい主人公像を描きました。