Lyric

静かな光が私達を包む

いつもの席と

コーヒーの香り

五月雨がそっと

うつつを霞ませ

君の恋の話に

ぎゅっと心が痛んだ

子供の頃から

描いてたストーリー

曖昧なの私は

少しずつずれて

傾いてく世界

乱れてくリズム

君の全てが

あんまりにも愛しい

心が濡れないように

咲くアンブレラ

雨の日も好きなのって笑う

そのまつ毛に触れてみたい

止まった時計の針

雨音はエモーション

君が好きって言葉は

言えなくて溶けた

濡れた街路樹は

香りを運んで

雨予報が続く

この街はスローで

紫陽花とワンピース

ゆらめくピアスに虜の私は

ずっと秘密を隠した

もしも生まれ変わって

青色に変わって

また出会えたら

愛を伝えたい

このままの私は同じ赤色

すぐそばに居るのに

こんなにも遠い

心が濡れないように

咲くアンブレラ

雨の日も綺麗なその髪

優しいシャンプーの香りで

止まった時計の針

雨音はエモーション

好きだって言えそうで

ため息に溶けた

雨粒は銀の糸

君へと続く道

だけど触れるたび

解けてしまうの

窓際のキャンパスに

雫で描いたシナリオ

願いがひとつだけ

消えないように祈る

心が濡れないように

咲くアンブレラ

永遠に君が私に

振り返らなくても

私の思いは消えない

この胸に閉まって

君が好きって言葉は

雨音に溶けた