君が残してった メモリアルな赤い花
そっとそれを抱いたままで沈んでいく
一番大事にしたメモリーを失った
君は健気だけど何処か寂しげだった
リアルよりも大事なものを守り抜いた
君らが落ちていくのを見るだけだった
――自分の苦手に甘んじて、変わる努力もやらないで、そのままずっとずーっと黙って指をくわえるのかい。
――あの子とあの子に全部任せて、代わりに声を出してもらって、ボクだけリアルを見るのを拒むのかい。
――ボクはみんなを気にして色々観察してるけど、みんなはボクのことなんか気にも留めないし見てないよ。
――たとえ優しくても、何も言えないなら、ただの置物。
――そうだよね?
My Mind ごっちゃ 笑ってんだ
でも 君の声が忘れられない
My Mime どうか 意味を成せよと
踊る ほらクルクルリ
分かんない そっか 繰り返しても伝えたい
ちゃちな身体で語るには重すぎないかい
君は話せたのにSOSを飲み込んだ
君はそれを悔いて去っていく
――あのときボクが咄嗟に叫んで迫った危険を伝えられてたらあの子はきっと消えることもなくここから出れたよね。
――でもまあボクは声が出ないしボクの意図を汲み取れなかったあの子に運が無かったと思えばいいじゃんね。
――焦ることないさ俯いたふりでみんなの顔色窺っていればそのうち誰か『キミのせいじゃない』と勝手に言うからさ。
――だからさ何も言わずに責任から逃れられるなんて楽でいいよね。
ああ もうやめてくれ
一言一句 覚えている
僕しか知らない声がグルグル
My Mind ごっちゃ 怒ってんだ
でも 君のことは嫌っていない
My Mime どうか 意味を成せよと
のぞむ あれグラグラリ
バイバイなんてうんざりだって君に伝えたい
嵩んだ心を乗せるには小さすぎないかい
今日も
My Mind ごっちゃ 泣いてんだ
焦げ汚れた君のマスターピース
My Mime やっぱ 意味無いじゃんって
嗤われる ほらヒラヒラリ
辛い痛い もっと奥のほうが
でも誰も分からない 一人じゃ癒えない言えない
涙の灘に流される前に
はったりや悪戯の「ごめんね」が言えるよう
信じて君の手を握る 何かが呼び掛けた
もう一度 皆の笑顔を見れて良かった
- 作詞
ヒズミ零
- 作曲
ヒズミ零
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ソーヤブル
ヒズミ零
アーティスト情報
ヒズミ零
ダークで激しく前進的、けれども時として繊細なボカロP。
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