Lyric

やっぱりいいや　ほらまた悪い癖

浮かび上がる前にすぐ閉じ込める胸

じりじりと劈く歯ぎしりみたいに　慣れてしまった

うるさいだけの嫌気が　足をのばしている

かわいくないね　(斜に)構えてないで

ちゃんと演ればいいのに

最初で最後　さよならごっこ

ほら、気持ち込めて言って。

たかがこれくらいで泣くなと

嘲笑うんでしょ？

詰まった　きみの台詞は字足らずで

さっきはごめん　とか言えたあの頃

無言で下を向けば　またホコリかぶる後悔

ついボコっと開いた壁の穴

ぼくらで育てた違和感が

背を伸ばしては　この手を離れたがっている

かわいくないね　生意気だね

似てないはずなのに

最早慣れっこ　いいわけごっこ

でも/だって　一緒に居たいから

なんて、間に合わないね。

もう一度はじめから

「我儘」ぼくはあまりにハマり役

"きみ"の文字がなくても

ずっと"きみ"は居たんだ

何ページ目だろうときっとそう　同じだろう

"きみ"の文字がなくても

ずっと"きみ"は居たんだ

何ページ目だろうときっとそう　同じだろう

それくらい当たり前だった

言わずもがなだったから

イイ場面だけを何度も

思い返してしまった

流し読みしていた箇所にきっと

込められていたんだ

きみの行間を汲み取れず

呆れては投げ出した

かわいくないね　(斜に)構えてないで

ちゃんと演ればいいのに

ほんとに最後　ぼくらのごっこ

もう気持ち込めて言えない

帳破いて　ウソだと抱きしめて

チープな紙の吹雪で笑いたい

さよなら