Lyric

ありがちなコードを並べて

それが愛だと恋だと

君への歌だと叫んで

曖昧な言葉が並んでいた

「冗談やめてよ

もう、私、分かってるんだよ」

駅前の安い居酒屋デートも

その後の深夜の緩い散歩も

呆れてしまうようなあの会話も

全部愛しくて

言葉にするのが苦手とか

写真に映るのが好きじゃないとか

今どきじゃない僕でごめんね

情けない僕で本当ごめんね

ありがちなコードを並べて

それで愛だと恋だと

僕の心を叫んで

最愛な君を想っていた

冗談じゃない

今でも君を歌ってるんだよ

君が教えてくれたキスとあのバンドの曲

僕では上書きできなくて

君の中には僕以外が居て

日々を重ねていく度、

分かってしまうのが怖くて

黙って、笑っているしかなくて

ありがちな「言葉」にしてしまって

僕の心が宙に舞うのが怖くて

ありがちなコードを並べていた

ありがちなコードを並べて

これが愛だと恋だと

君への想いを叫んで

バイバイが君を連れ去った

冗談にしてよ

もう君がいないってこと